シーシャの仕組み

シーシャ(水タバコ)は水をフィルターとする喫煙具です。

タバコの葉をシロップ等で味付けしたシーシャフレーバーをボウルに詰め、熱した炭により煙を発生させます。その煙をボトルに溜まった水にくぐらせることで吸いやすいマイルドな煙が生まれます。

フレーバーや機材を組み合わせることで作られるシーシャの味はまさに無限大であり、毎日異なるシーシャの香りに出会うことが出来ます。

歴史や由来

シーシャの起源に関しては諸説ありますが16世紀ごろにオスマン帝国(現在のトルコ)やムガル帝国(現在のインド)付近で誕生されたと考えられています。

一説には王様が川辺でタバコを吸った思い出が忘れられず家臣のものに宮廷でも同じような体験ができないかと無茶振り(?)したのが由来だとか。この話の真偽は定かではありませんが大変ロマンチックなお話ですね。当時は限られた王族たちの間でのみ広まっていましたがやがて庶民の間でも親しまれるように普及していきました。

いわゆる現在のシーシャフレーバーが誕生したのはエジプトのナハラ社によるトゥーアップルフレーバー(ダブルアップルとも言われる)が元祖でしょう。その後、中東諸国だけでなくアメリカ、ブラジル、ロシア、ドイツに広く普及し日本でも膨大な数のフレーバーやシーシャ機材が楽しまれるようになりました。

シーシャとタバコの違い

シーシャとタバコの1番の違いはタバコ葉の喫煙方法かと思われます。

シガレット(紙巻きタバコ)やシガー(葉巻)はタバコの葉を燃焼させ、それによって生じる煙を吸います。しかし、シーシャ(水タバコ)はタバコの葉を直接火で燃焼するのではなく、焼けた炭で蒸すことで香りを揮発させ香りを含んだ煙を喫煙します。

よくシーシャはタバコ臭くないという方がおられますが、それは焼いた煙ではなく炭で蒸した煙を喫煙しているからだと思われます。また、シーシャの煙は水蒸気だと勘違いされている方もたまにお見かけしますが、シーシャの煙は水蒸気由来のものではございません。